民泊物件の選定基準とは？
この記事では、民泊経営に向いている立地条件や建物の状態について詳しく紹介します。
民泊経営に向いている条件
ただ遊んでいる不動産があるからといって民泊事業を始めても、思ったように利用者が集まらないことがあります。民泊も旅館やホテルと同様に、利用者に選ばれるための条件が必要です。ここでは、民泊経営に適した立地条件や建物の状態について詳しく見ていきます。
立地条件や建物の状態
民泊も「便利な場所」で「安心できる建物」であることが求められます。では、具体的にどのような立地条件や建物の状態が人気なのかを見ていきましょう。
駅近などの好立地かどうか
民泊において理想的な立地条件には、駅や観光地、イベント会場に近いことが挙げられます。しかし、実際には数百メートルの違いでも収益に大きな差が出ることがあります。「駅近」という条件は交通の便が良いため人気ですが、駅に近いだけでは必ずしも利用率の高い民泊にはなれない可能性もあります。
人気の民泊施設は、観光地や公共の交通機関へのアクセスが便利で、飲食店や買い物ができる場所が多い東京や大阪などの都市圏に集中しています。都市部の駅近くに位置する民泊施設であれば、事業として一定の収益が見込めますが、逆に駅から遠い場所では利用者が少なくなるのが現状です。
築年数と住宅設備環境
利用者はできるだけ清潔で安心できる建物を利用したいと考えます。築年数が古い建物の場合、風呂や洗面台、トイレといった住宅設備も古く、宿泊中に故障するリスクを考えて敬遠されがちです。旅館やホテル並みの高級感は不要でも、一定の清潔感や便利さは必要です。
築年数が古い建物では、低料金で提供せざるを得ず、さらに設備の改修費用がかさむため、高い収益は期待できません。これから民泊物件を取得する場合は、築年数が新しく、住宅設備の維持コストが抑えられるものがおすすめです。
まとめ
民泊経営に向いている条件は、立地と建物の状態が重要です。駅や観光地に近い好立地で、清潔で設備が整った建物が望まれます。特に都市圏の駅近くであれば、高い収益が期待できますが、築年数が古く、設備が古い建物では低料金で提供せざるを得ず、改修費用もかさむため、収益が低くなる可能性があります。これから物件を選ぶ際は、新しく設備の維持コストが抑えられるものを選ぶことが重要です。
